「松坂大輔を今シーズンで判断するのは早すぎる」、山本昌が指摘するポイント。
怪物・松坂大輔に復活はあり得るのか――
■勝負は来年ーー春季キャンプ
その観点から言えば、今年の松坂投手の登板は調整と捉えたほうがいいかもしれません。多少の語弊はあるかもしれませんが、彼が登板した試合時点でソフトバンクは順位を決めていましたし、クライマックスシリーズを見越した戦いをしていたはず。だから、そこで起用できる戦力を見定める意味でも松坂投手を投げさせたのではないでしょうか。本人にしても、まだまだ全力投球はできないと理解していたと思いますし、自分の状態を確かめながら投げていたはずです。
そう考えると、勝負は来年です。
春季キャンプが終わった時点で、どこまで完治しているか? どれだけのパフォーマンスを発揮できるかがカギになるでしょうね。キャンプ中の実戦やオープン戦で結果を残すことができれば、開幕ローテーションにも加わっていけるでしょうし、本人も今、そこを目指して頑張っているのではないでしょうか。
松坂投手にとって、来年は3年契約の3年目ですから、自分でも「勝負の年だ」と実感しているはず。「怪物」らしい投球を取り戻してくれるよう、私も応援しています。
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